平成24、25年度 長崎県教育センター 調査研究  
                 特別支援教育の視点を生かした分かりやすい授業づくり            
 目 的  
 近年、児童生徒の学びを保障するための「分かりやすい授業」づくりの取組が進められています。
 この「分かりやすい授業」づくりでは、従来の工夫の上に、通常の学級に在籍している発達障害の状態像を示す児童生徒に対して必要な指導及び適切な支援を想定した上で対応を図るなど、「全体」と「個」という両面からアプローチをしていることが特徴的です。
 本来、幅広い学力層、ニーズの多様性が見られる通常の学級においては、このような全体の視点と個の視点の両方なくしては効果的な指導・支援は考えにくく、特に、発達障害の状態像を示す児童生徒にとって、その実態を踏まえつつ、様々な工夫や配慮を取り入れた教科指導を行うことが必要と考えられます。
 そこで、本調査研究の1年次では、中学校の教科教育に焦点を当て、教科教育の視点からの知見と、特別支援教育の視点を融合させた授業実践の成果の分析を通して、「分かりやすい授業づくりの要件」等について明らかにすることを目的にしています。
 さらに2年次には、1年次の成果である「分かりやすい授業の要件」を取り入れた授業の効果を確認する中で、「分かりやすい授業」づくりに必要となる授業設計の在り様やポイント等について明らかにすることを目的としています。
 
 主な取組  
内容 
 ① 義務教育研修課との横断的研究による「分かりやすい授業づくりの要件」等に関する情報収集及び整理【1年次】 
 ② 「分かりやすい授業の要件」を取り入れた授業の実践及び整理【2年次】 
方法
 ① 「分かりやすい授業」の定義についての検討【1年次】
 ② 義務教育研修課との協業による授業分析の実施【1年次】
 ③ 「分かりやすい授業の要件」を取り入れた授業計画の作成【2年次】
 ④ 「分かりやすい授業の要件」を取り入れた授業の実践及び整理【2年次】


 
成果物
 ① 特別支援教育の視点を生かした授業づくり(1年次 中間報告)
 ② 特別支援教育の視点を生かした分かりやすい授業づくり(2年次 最終報告)
   画像の関係で動作が鈍くなるときがありますが、しばらくお待ちください。